SmartROBOX Agri UMI「農業ロボットは、プログラムする時代から教える時代へ」
SmartROBOX UMI 農業ロボットにて展示会出展計画中です。
展示名称
SmartROBOX Agri UMI
サブタイトル
FAIRINO × UMI 農業Physical AI・模倣学習データ収集プラットフォーム
キャッチコピー
「農業ロボットは、プログラムする時代から、教える時代へ。」
1. 展示コンセプト
農業分野では、収穫対象となる作物の位置・形状・成熟度・葉や枝による遮蔽など、作業環境が常に変化します。
そのため、従来の座標ティーチングや固定シーケンスを中心とした産業用ロボット技術だけでは、多様な農作業への対応に多くの開発工数を必要とします。
本展示では、FAIRINO協働ロボットとUMIを組み合わせ、人間が行う農作業を模倣学習用データとして収集するPhysical AI開発プラットフォームを提案します。
熟練者が実際に行う「見る・近づく・つかむ・収穫する・運ぶ・置く」という一連の行動をデータ化し、そのデータをAI学習に活用することで、農作業ロボット開発の効率化を目指します。
2. 展示テーマ
Human Skill → Data → Physical AI → Robot
人間の作業技能をUMIによって収集し、模倣学習用データセットとして蓄積。
収集したデータからAI Policyを構築し、FAIRINOロボットによる農作業の自律実行につなげます。
本展示では、農作物の収穫を題材として、
人が教える → データを集める → AIが学ぶ → ロボットが実行する
というPhysical AI開発の一連のプロセスを可視化します。
3. デモシステム構成
Robot
FAIRINO 協働ロボット
Data Collection
UMIによる人間作業データ収集環境
Vision
RGB-Dカメラ/手先カメラ
End Effector
農作物把持用グリッパ
AI
GPU搭載AI PC
Software
・UMI Data Collection
・Dataset Management
・Imitation Learning Environment
・Robot Control Interface
・Visualization Dashboard
Demo Field
トマト等を想定した模擬栽培環境
4. デモンストレーション内容
STEP 1:Human Demonstration
人間がUMIを使用して模擬農作物の収穫作業を行います。
「対象を探す」
「接近する」
「把持する」
「収穫する」
「収穫BOXへ移動する」
「リリースする」
という一連の動作を収集します。
STEP 2:Data Collection
人間の作業から取得した、
・Camera Image
・Pose / Trajectory
・Action
・Gripper State
・Timestamp
・Episode
などを模倣学習用データとして保存します。
大型モニター上にデータ収集状況をリアルタイム表示し、来場者が「人間の作業がAI学習データへ変換されている」ことを視覚的に理解できる展示とします。
STEP 3:Imitation Learning
蓄積した複数のHuman Demonstrationデータを利用し、人間の作業行動を再現するAI Policyの構築を行います。
展示会場では事前学習済みモデルを使用しながら、UMIによる追加データ収集の様子も実演します。
STEP 4:Robot Execution
学習済みPolicyを利用し、FAIRINOロボットが模擬農作物に対して収穫動作を実行します。
大型モニターでは、
Human Demonstration / AI Recognition / Robot Execution
を同時に表示し、人間の技能がデータを介してロボットへ移っていくプロセスを可視化します。
5. 展示の技術的なポイント
本展示の中心は、単体の「自動収穫ロボット」ではありません。
農業Physical AIを開発するためのデータ収集・学習・ロボット実行環境をパッケージ化することを目的としています。
従来型のロボットシステムでは、作物や作業条件ごとに認識・座標・動作・例外処理等を個別設計する必要があります。
本システムでは、人間による実作業をデータとして取得することで、複雑な農作業を学習ベースでロボットへ展開する研究開発環境の構築を目指します。
6. 展示で見せる環境変化
収穫対象を固定位置だけに設置せず、
・高さを変更
・左右位置を変更
・奥行きを変更
・角度を変更
・葉などによる部分的な遮蔽
といった環境変化を用意します。
これにより、固定された位置を再生するだけのロボットデモではなく、変化する農業環境を対象としたPhysical AI研究であることを表現します。
7. 想定する展開作業
最初の展示では「収穫」をテーマとしますが、同一のデータ収集・学習基盤を利用して、
収穫 → 選果 → 搬送 → 箱詰め → パレタイジング
などへの展開を想定します。
さらに対象作物についても、
トマト、イチゴ、ピーマン、キュウリなど、異なる作物・作業への応用を研究します。
8. 想定ユーザー
本パッケージは農業従事者への完成品販売だけを目的とするものではなく、
農機メーカー
ロボットメーカー
大学・研究機関
農業試験場
スマート農業事業者
ロボットSIer
AI開発企業
などが、農業Physical AIの研究開発を開始するための共通プラットフォームとして提供することを想定しています。
9. 将来構想
将来的には複数の農場・作物・熟練者から作業データを収集し、農作業データセットを継続的に蓄積することで、農業ロボット向けPhysical AI基盤への発展を目指します。
Phase 1
UMIによる農作業データ収集
Phase 2
模倣学習による単一作業のロボット化
Phase 3
複数作物・複数作業への展開
Phase 4
Sim2Real・Vision・Force/Tactile情報との統合
Phase 5
農業Physical AIプラットフォーム化
展示メッセージ
農業ロボットは、
プログラムする時代から、教える時代へ。
Human Skill → UMI → Data → Physical AI → FAIRINO → Harvest
人間が持つ農作業の技能をデータ化し、次世代の農業ロボットへ。
SmartROBOX Agri UMI